ゼレンシキー大統領、スウェーデン首相と会談 コサック時代憲法貸し出しに謝意
ゼレンシキー大統領は23日、キーウ(キエフ)を訪問したロヴェーン・スウェーデン首相と会談した。
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ロヴェーン首相に対して、クリミア・プラットフォーム立ち上げ首脳会談への参加と、ウクライナの主権・領土一体性への堅固な支持につき謝意を伝えた。
ロヴェーン首相は、今回の首脳会談の実施はクリミア脱占領が不可欠であることについての国内外に対する強力なシグナルだと述べた。
大統領はまた、スウェーデン側に対して、ウクライナ国家性にとっての貴重品である、1710年のピリープ・オルリクの憲法原本とヘトマンのメイスの展示組織促進につき強い謝意を表明した。
両者はまた、ウクライナ・欧州連合(EU)関係の議題、北大西洋条約機構(NATO)高次機会パートナーシップ(EOP)枠内での協力展望に関する更なる連携を協議した。
その他、独露間新ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」プロジェクト実現に関連する安全保障上の問題、違法移民の増大や軍事演習「ザーパド2021」を通じたベラルーシと隣国の国境上の緊迫した情勢とそれによる地域の安全保障状況の悪化についても協議した。
ゼレンシキー大統領は、ウクライナ東部情勢につき報告し、地雷除去分野をはじめとする、国防関係機関間で実現されているスウェーデンのプロジェクトにつき謝意を伝えた。
また、ロヴェーン首相は、ゼレンシキー大統領をスウェーデンに招待した。
なお、8月23日、キーウにて、クリミア・プラットフォーム第1回首脳会談が開催され、参加国は共同宣言を採択した。