ゼレンシキー大統領、エルドアン・トルコ大統領と会談

国連総会出席のために訪米中のゼレンシキー大統領は21日、エルドアン・トルコ大統領と会談し、クリミアでロシア占領政権に拘束されているウクライナ国民の解放支援などにつき協議を行った。

会談は、トルコ国連常駐代表部にて行われた。ウクルインフォルムのニューヨーク特派員が伝えた。

セルヒー・ニキフォロウ・ウクライナ大統領報道官によれば、両者は、被占領下クリミアにおける人道状況と、クリミア・タタール系住民をはじめとする被拘束者の解放のトルコによる支援について協議を行った。

両大統領はまた、経済問題についても触れ、両国間の自由貿易圏協定の準備・署名を終了させるべきだと強調した。また、ウクライナ側は、中東からの液化天然ガスのウクライナへの供給のトルコによる促進の重要性を指摘した。

その他、双方は、海洋軍事分野をはじめとする両国の軍事協力についても提起した。

なお、ゼレンシキー大統領は、第76回国連総会本会議に出席するために米ニューヨーク市を訪れている。ゼレンシキー大統領の一般討論での演説は、22日に行われる見込み。

写真:大統領府