ノルマンディ・フォーマットには他の国を加えるべき=ウクライナ副首相

オレクシー・レズニコウ副首相兼一時的被占領地再統合問題相は、ロシア・ウクライナ武力紛争解決協議を行っている独仏宇露4国からなる「ノルマンディ・フォーマット」を、他の国を加えつつ、維持すべきだとの考えを示した。

27日、レズニコウ氏がICTV曲番組出演時に発言した。

レズニコウ氏は、「ノルマンディ・フォーマットは、維持して、チャンスを与えなければならない。しかし、それはそのフォーマットに他のパートナーを加えられないということは意味しない。私たちは、全くもってオープンだ。フォーマットの縮小ではなく、拡大である」と発言した。

また同氏は、ノルマンディ・フォーマット参加国であるフランスとドイツの関係者と本件について協議した際、ウクライナは同フォーマットを批判しているのではないと説明したと述べ、「そのフォーマットに私たちは満足している。しかし、ウクライナは、7年間結果が達成されていないことを批判しているのだ」とし、戦争は終結しておらず、ロシアは自国軍を撤退させておらず、ウクライナ領は占領されたままであることを指摘した。

なお、三者コンタクト・グループ(TCG)協議でウクライナ副代表を務め、ノルマンディ・フォーマット協議にも参加するレズニコウ氏は、これまでにも、ブダペスト覚書署名国である米国のノルマンディ・フォーマットやTCGへの参加は可能であるとの発言をしている。