ウクライナ安保会議、クリミア・ドンバスにおける露選挙実施関与で237名に追加制裁
15日、ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)は、9月に一時的被占領下ウクライナ領ドネツィク・ルハンシク両州及びクリミアにて、ロシア連邦が露国家院選挙を組織・実施した件につき、同選挙に関与した人物237名に追加制裁を発動することを決定した。
オレクシー・ダニーロウNSDC書記が会合後記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ダニーロウ氏は、「個別特別経済・その他制限方策の適用である。私たちは、本日、クリミアやドネツィク・ルハンシク両州において、投票に参加したり、作業を確保したりした人物に関する決定を採択した。本日の制裁対象者は、237名である」と発表した。
同氏は、今回の制裁対象となったのは、主に一時的被占領下の偽選挙プロセスの組織に直接関わった選挙委員会の委員だと説明した。
これに先立ち、9月17日、NSDCは、一時的被占領下ウクライナ領における露国家院選挙に出馬した人物33名に対して、制裁を発動する決定を採択していた。