露大統領、ウクライナ東部占領地の製品を露製品と同等に扱う大統領令発出 ウクライナは非難
15日、ロシア連邦のプーチン大統領は、ウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州占領地の製品をロシア製品と同等に扱うことを命じる大統領例を発出した。ウクライナ側は、ドイツとフランスによる非難を望んでいる。
同日、クレーバ・ウクライナ外相がブリュッセルでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
クレーバ外相は、「私は、ドイツとフランスの同僚に、今日発出されたプーチン大統領の大統領令について報告した。同大統領令は、本質的に、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域、一時的被占領下ウクライナ領とロシア連邦経済の更なる経済的統合に関するものだ。私たちは、その大統領令への非難を待っている。なぜなら、それは明らかにミンスク諸合意の文言と精神に反しているからだ」と発言した。
これに先立ち、同日、プーチン露大統領は、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域で製造された製品の原産地証明を認める大統領例に署名をしていた。同大統領令により、プーチン氏は、同地の製品とロシア産品を同等に扱うことを命じている。大統領令には、同決定は「情勢の政治的解決までの期間における例外的に措置」だと書かれている。