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ウクライナ東部で起きているのは「紛争ではなく、戦争」=ドイツ大使

アンカ・フェルドゥーセン駐ウクライナ・ドイツ大使は、ウクライナ東部の本当の状況を示す用語を使うべきであるとし、そこで起きていることは紛争ではなく、戦争であると発言した。

フェルドゥーセン・ドイツ大使が第3回オンライン・ウクライナ東部国際フォーラムの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大使は、「私は個人的に、それは『紛争』ではなく、ウクライナが押し付けられた『戦争』だと常に思ってきた。私たちは、その戦争に終止符を打つために、非常に丁寧に仕事をしなければならない」と発言した。

また大使は、ロシアは自らをウクライナ東部紛争の当事者と呼ぶ限り、今後のノルマンディ・フォーマット(独仏宇露4国のロシア・ウクライナ武力紛争和平協議フォーマット)協議には参加しないと述べていることにつき、「驚いた」とコメントしつつ、「しかし、私たちは、彼ら(ロシア)をそう呼ぶことをこれまで決して止めなかった。つまり、(編集注:ノルマンディ・フォーマットにおいて)政治補佐官や外務省代表者の会合がこれまで何度も行われてきたが、私たち(ドイツ側)は、フランスとともに、常にそのような非常に明確な表現(編集注:「ロシアはウクライナ東部紛争の当事者」)を用いてきたのだ」と説明した。

大使は、ロシアがそのような手段でノルマンディ・フォーマットを妨害しようとしていることにつき、「それは、そもそも行うつもりがないことを断るための、単なる言い訳だ」と強調した。

その上で大使は、ドイツはフランスとともに、ロシアをノルマンディ・フォーマットの協議のテーブルにもう一度つかせられるかどうかを明らかにするために、全ての当事者と対話を続けていくと発言した。

これに先立ち、18日、クレーバ・ウクライナ外相は、ロシアは、独仏外相との外交上のやりとりを一方的に公開するなどといった行動により、ノルマンディ・フォーマットに「とどめを刺そう」としていると指摘していた

独仏両国は、ロシアによる一方的な公開を非難している