「ミンスク諸合意はロシアとウクライナが署名」=ドイツ外相

マース独外相は、ロシアに対して、ウクライナ東部紛争解決を目的に締結されたミンスク諸合意には、ロシアも署名したことを喚起した。

2日、マース氏がストックホルムで開かれるOSCE外相理事会の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

マース氏は、「私たちが『ヘルシンキの精神』(編集注:OSCEの精神)なるものについて話すなら、『ミンスクの精神』についても喚起すべきだろう。なぜなら、ウクライナとロシアが署名したミンスク(諸合意)には、その紛争(編集注:ロシア・ウクライナ武力紛争)の解決手段が書かれているからである。そして、ロシアの友人たちが、自分たちもその文書に署名したことを思い返してくれたら、私たちはとても嬉しく思うし、彼ら(ロシア)だけが、合意した内容のことを解決することができるのだ」と発言した。

同氏はまた、ウクライナ東部の日々の停戦違反件数は「懸念を呼び起こすほどに」増加していると述べた。さらに同氏は、ウクライナ・ロシア間国境のOSCE国境監視団のマンデートが延長されなかったことも特別な懸念を呼び起こすものだと発言した。

同氏は、「このように、ウクライナ東部紛争は、私たち皆にとって大きなテーマであり続けている。なぜなら、それは地域の平和を脅威にさらしているからだ」と強調した。