米露首脳会談は抑止と沈静化の手段として機能＝クレーバ宇外相

ウクライナのクレーバ外相は、７日のバイデン米大統領とプーチン露大統領による協議は、「抑止と沈静化」の手段として機能していると発言した。

クレーバ外相がロイター通信にコメントした。

外相は、「コンタクト自身は、抑止と沈静化の機能を果たしている。私たちは、ロシアを交渉のテーブルに戻す努力への米国による重要な外交的関与を評価している」と発言した。

さらにクレーバ氏は、米露首脳会談時、プーチン露大統領が、ウクライナ国境沿い等におけるエスカレーション関連の非常に明確かつ強力なシグナルを聞いたことは間違いないだろうと発言した。

同氏は、「私たちの米国パートナーは、どんな軍事的冒険であれ、極めて高い代償を払わなければならなくなると、ロシアに対してこれまでに何度も伝えてきた。私は、今回の電話もまた例外ではなかったと確信している」と発言した。

また同氏は、現在、バイデン米大統領とゼレンシキー・ウクライナ大統領の電話会談が準備されているとし、会談時に両首脳はロシアを抑止し、ノルマンディ・フォーマット協議を活性化させるためのウクライナ、米国、欧州パートナー国の間の行動調整について協議すると説明した。

これに先立ち、バイデン米大統領は８日、プーチン露大統領とオンライン協議を実施し、ロシア側にウクライナ周辺のロシア軍の増強につき、各国の懸念を伝えていた。