ウクライナは東部に「凍結された紛争」が生じないようにあらゆることを行っている=宇大統領府長官

ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、ウクライナ政権は国際パートナーとともに東部の紛争が「凍結」させられることのないようにあらゆることを行っていると発言した。

9日、イェルマーク長官が、ゼレンシキー大統領とバイデン米大統領の電話会談後、1+1局番組出演時に発言した。

イェルマーク氏は、「思うに、私たちは、凍結された紛争、あるいは凍結された情勢が私たちのところに生じないよう、そして、私たちが確信を持って未来を見ることができるように、あらゆることを行っているのだと思っている」と発言した。

同氏はまた、ウクライナと外国パートナーの協力は「かつてないほどに緊密」であり、情勢の凍結を引き起こさないようにあらゆることを共同で行うと約束した。

同時に同氏は、バイデン米大統領は、ウクライナ抜きでは欧州の安全保障はあり得ないと強調したと伝えた。

同氏は、「ウクライナは誰のことも攻撃するつもりはない。私たちは、単に自分たちの大地に平和をもたらしたいのであり、領土と人を取り戻したいだけなのだ」と強調した。

なお、9日、ゼレンシキー大統領とバイデン米大統領が電話会談を行った

これに先立ち、7日、バイデン米大統領とプーチン露大統領が電話会談を行っていた。

「凍結された紛争」とは、戦闘状態は収束しているが、その解決には至っていない紛争のことを指す。ジョージアのアブハジアや南オセチア、モルドバのトランスニストリアの紛争がしばしば「凍結された紛争」と表現される。