G7、ロシアにウクライナ再侵攻の高い代償を警告=共同声明

G7の外相は12日、ロシアによるウクライナ周辺の軍集結を一致して非難し、更なる軍事侵略は多大な結果と高い代償をもたらすと警告した。

英リバプールで開催されたG7外相会合後のロシア・ウクライナ関連共同声明に書かれている

声明には、「私たち、G7外相は(中略)ロシアの軍事増強とウクライナに対する攻撃的レトリックを一致して非難している」と書かれている。

さらに、外相たちは、ロシアに対して、情勢沈静化、外交的努力の追求、軍事活動の透明性に関する国際義務の履行を要請している。またその際、12月7日にバイデン米大統領がプーチン露大統領との会談時に同様の要請を行ったことが説明された。

その他、声明には、ウクライナ東部紛争解決を目的に、ミンスク諸合意の完全履行にむけたフランスとドイツの「ノルマンディ・フォーマット」における努力への支持が再確認された。

また、外相たちは、「国境変更を目的とする力の行使はいかなるものであれ国際法により厳格に禁止されている。ロシアは、ウクライナに対する更なる侵略が多大な結果と高い代償をもたらすことになることを認識しなければならない」と警告した。

加えてG7は、ウクライナの主権と領土一体性、並びに、あらゆる主権国家が持つ自らの将来を定める権利への揺るぎないコミットメントを再確認した。

また、外相たちは、ウクライナの抑制的な立場を称賛している。

G7は、ロシアの行為へと共同かつ包括的に対応するために協力を強めていくと伝えた。