「ノルマンディ・フォーマット再編の話はない。米国は露と2国で対話する」=クレーバ宇外相

ウクライナのクレーバ外相は14日、ウクライナ情勢解決に向けて米国は、ロシア連邦との間の2国間対話の形成を主導しているのであり、それはすでにある独仏宇露4国が協議する「ノルマンディ・フォーマット」の再編ではない、と説明した。

クレーバ外相が記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

外相は、「米国の情勢解決プロセスへの関与については、同国は常に一定の割合で関与してきた。現在、ノルマンディ・フォーマット再編の話はない。同フォーマットはこれまでと同じ形で残っている」と指摘した。

同時に外相は、「しかし、バイデン政権のイニシアティブのおかげで、ロシアと米国の2国間対話チャンネルが形成されている。その目的は、ロシアの対ウクライナ侵略の停止である。つまり、本件で生じていることの中で、ウクライナに秘密の内に何かが起こるということはない」とし、米国政権がウクライナの頭越しにプーチン露大統領と何かを決めることはないと指摘した。

また、外相は、次のバイデン・プーチンの対話が行われる時には、バイデン・ゼレンシキーの対話も行われると説明した。

これに先立ち9日、ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、米国はロシア・ウクライナ紛争の平和的情勢解決プロセスに積極的に関わっていく決定を採択したと発言しつつ、同時にそのフォーマットはまだ決められていないと指摘していた