対露制裁はエスカレーションの後ではなく前に科すべき=ゼレンシキー大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシア連邦に対する制裁は情勢エスカレーションが起きてからではなく、起きる前に科すべきだと主張した。

15日、ゼレンシキー大統領がブリュッセルにて記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「制裁政策に関しては、何人かの首脳は、対応型フォーマットを提案している。ロシア連邦のあり得るエスカレーションの後に強力な制裁政策を発動するというものだ。それについては、私は、後の制裁政策では誰にも関心を持たれないということを欧州の同僚たちに説明することができたと思っている。私たちの国が関心を持っているのは、あり得るエスカレーションの前の強力な制裁政策だ。そうすれば、エスカレーションは生じようがなくなる」と発言した。

大統領は、本件についてはかなり強く主張したとし、効果があったと思うと発言した。

なお、ゼレンシキー大統領は、15、16日、ブリュッセルを訪問し、15日には東方パートナーシップ首脳会談に出席、16日にはNATO本部にてストルテンベルグNATO事務総長と会談を行った。