EU、対露経済制裁の延長を決定

欧州連合(EU)は、ロシア連邦に対する経済制裁の6か月間の延長を決め、ミンスク諸合意の履行を要請した。

17日、ミシェル欧州理事会議長がツイッター・アカウントにて伝えた

ミシェル氏は、「もしロシアがウクライナに対して更なる軍事行動を取ったら、多大な結果と深刻な代償が生じる。欧州理事会の首脳たちは、対露経済制裁の延長に満場一致で同意した」と伝えた。

同氏はまた、EUは、ロシアに対して、ウクライナ東部紛争解決を目的にロシア・ウクライナ・欧州安全保障協力機構(OSCE)が合意した「ミンスク諸合意」の自らの部分を遵守・履行するよう要請していることを喚起した。

また、同日、ウクライナのクレーバ外相は、ツイッター・アカウントにて、EUの対露制裁延長の決定につき謝意を伝えた

クレーバ氏は、「欧州理事会による現存の対露経済制裁を6か月間延長するという政治決定に感謝している。私は、ロシアに更なる侵略のやる気を失くさせる、包括的抑止パッケージの一部として、深刻かつ大規模な追加制裁を発動する準備がEUにあることを歓迎している」と指摘した。

この他、16日には、欧州議会が、ウクライナの国境と被占領地の治安状況に関する決議を採択し、ウクライナ周辺におけるロシア軍の集結を非難している