ゼレンシキー大統領、国連総会のクリミア人権決議採択を歓迎
ゼレンシキー大統領は17日、国連総会による内容の更新された一時的被占領下クリミアの人権状況決議の採択を歓迎した。
ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントに書き込んだ。
大統領は、「一時的被占領下ウクライナ領クリミアにおける人権状況に関する強化された国連総会決議の採択を歓迎する」と書き込んだ。
また、大統領は、国連加盟国は、今年立ち上げが行われた「クリミア・プラットフォーム」での協力を強化すべきだと強調した。
さらに大統領は、「私たちはウクライナへの強力な国際的サポートにより1年を総括している。1票1票に感謝している」と強調した。
これに先立ち、16日、国連総会は、昨年から内容の更新された「一時的被占領下クリミア自治共和国とセヴァストーポリ市(ウクライナ)の人権状況」を採択していた。
投票結果は、賛成65か国、反対25か国、保留85か国となった。日本は、これまでのクリミア関連決議と同様、賛成票を投じた。
なお、国連総会のクリミア人権決議は、2016年から毎年内容を更新する形で採択されており、今回の採択で6本目となる。国連総会のクリミア関連決議により、ロシア連邦はウクライナ領クリミアの占領国と定義されている。
その他、国連総会は、12月9日には、「クリミア自治共和国・セヴァストーポリ市(ウクライナ)及び黒海・アゾフ海の一部の軍事化問題」決議も採択している。