ロシア外務次官、NATOに対し「要求の真剣な検討か、軍事的代替か」と脅迫
ロシア連邦のアレクサンドル・グルシュコ外務次官は18日、西側には「2つの道」があると述べ、1つは、ロシアの提案(ウクライナのNATO不加盟などの要求)に真剣に向き合うことで、そうでなければ、「軍事技術的代替の事態を有す」ことだと発言した。
グルシュコ露外務次官の発言を露プロパガンダ・サイト「リア」が拡散した。
グルシュコ氏は、「私は、彼らは二つの道があるということを理解しなければならないと思っている。1つは、私たちが机に置いたことに真剣に向き合うことである。あるいは、軍事技術的代替の事態を有すことだ」と発言した。さらに同氏は、ロシアは「自らの軍事的安全を保障するだけの十分な技術的能力を有している」と補足した。
これに先立ち、ロシア連邦外務省は17日、ロシアと米国、及び、ロシアと北大西洋条約機構(NATO)の間の合意文書案を公開した。同案には、ウクライナのNATO非加盟要求が含まれている。
ウクライナ外務省は、ロシア連邦外務省の要求に関して、ロシアがエスカレーションを止め、自らが始めたウクライナ東部の国家間紛争を止めることが、大陸における最善の安全の保証となると指摘している。