クレーバ宇外相、トラス英外相と電話会談 露の行動につき協議
ウクライナのクレーバ外相は4日、英国のトラス外相と電話会談を行い、ロシア連邦による攻撃的行為に関する両国の立場の調整した。
ウクライナ外務省広報室が伝えた。
発表には、ウクライナと英国の外相が、ロシア連邦の攻撃的行為と、向こう数週間、北大西洋条約機構(NATO)、欧州安全保障協力機構(OSCE)、欧州連合(EU)のラインで様々なフォーマットで行われていく外交協議に関して、両国の立場を調整した、と書かれている。
また発表によれば、トラス英外相は、英国がロシアの武力侵略への対抗を揺らがず支持していることを明言した上で、「ウクライナ抜きではウクライナについては何も決めない」との原則にコミットしていることを強調した。
トラス英外相はまた、英国によるロシア・NATO間協議と、露の更なる侵攻の抑止を目的とする対露制裁に関するEUとの協議へのアプローチを伝えた。
クレーバ外相は、「私たちはともに、ウクライナが11月に提案した、ロシアによる欧州における戦争の新たな波を抑止する包括的パッケージの実現へ、確信を持って進んでいる。抑止パッケージは、政治、経済、安全保障のレベルから構成される。私は、このプロセスにおける英国の主導的役割に感謝している」と発言した。
両外相はまた、今年6月のマドリードでのNATO首脳会談の準備状況を協議した。