プーチンが唯一理解する言語は「制裁」=ポーランド外務省

ポーランドのヤブウォンスキ外務次官は、西側諸国はロシアとの協議の際に断固として行動し、また対露制裁強化の準備もしておかなければならないと指摘した。

11日、ヤブウォンスキ外務時間がポーランド・ラジオ出演時に発言した

ヤブウォンスキ氏は、「協議するなら、断固として行動すべきだ。(中略)もしロシアが自らの攻撃的行動を止めないのであれば、制裁は継続され、強化されねばならない。それ(制裁)は、プーチンが理解する唯一の言語だ」と強調した。

同氏はまた、西側諸国の間にはそのうち、ロシアの話に耳を傾けなければいけない、ロシアの立場を理解しなければいけないといった考えが出てくるだろうと述べつつ、しかしながら、ロシアが国際法に違反し続け、ウクライナ領の占領を続ける限りは、ロシアを合理的なパートナーとしてみなしてはならないとの見方を示した。

さらに同氏は、西側にとって重要なことは、ウクライナとの連帯に関する自らの義務を履行することだと指摘し、「ウクライナは2014年から、ほぼ8年間戦争状態にある。2014年時点と比べて(戦争の)烈度が下がっていようが、そこでは衝突が起きており、人が死んでいるのだ。私たちが、ウクライナの独立を支持し、保証していくことに義務を負ったのなら、プーチンが私たちを脅してきたからといって、その義務を放り出していいわけがない」と発言した。

同氏は、その西側の義務は最重要の問題であり、ポーランドやその他の中東欧諸国は、それが遵守されることを期待していると発言した。

写真:ポーランド外務省