フォンデアライエン欧州委員長、5月9日にキーウを訪問へ

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は、5月9日の「ヨーロッパ・デー」に合わせて、キーウを訪問する。

8日、マーマー欧州委員会報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

マーマー氏は、「明日、委員長はキーウを訪れ、そこでゼレンシキー大統領と会談し、EUからのウクライナへの不変の支持を確認する。同訪問は、ヨーロッパ・デーに行われる。その文脈で、私たちは、ゼレンシキー大統領による、5月9日が今後はウクライナでも欧州の日として祝われるという発表を心から歓迎する」と発言した。

同氏はまた、次の日曜日には、フォンデアライエン氏はドイツのアーヘンにて、2023年国際カール大帝賞のゼレンシキー大統領とウクライナの人々の受賞に関連する演説を行うとも伝えた。

さらに報道官は、フォンデアライエン氏は、EU拡大プロセスの文脈をはじめ、EUとウクライナの関係のあらゆる次元に注力するとしつつ、同時に、現段階で欧州委員会はウクライナによる本件の進展への詳細な評価を出すつもりはなく、そのような結論はEU理事会が出すものだと指摘した。

マーマー氏は、「ご存知の通り、安全を考慮して、私たちは、その訪問の詳細に関して非常に抑制的となる」とも発言した。

その他同氏は、欧州委員会が第11回対露制裁パッケージ案をEU加盟国の検討のために提出したと伝えた。同案は、すでに科されている制裁の効果の確保や第3国を経由する輸出による制裁回避の防止に集中したものだという。

これに先立ち、8日、ゼレンシキー宇大統領は、5月9日を「欧州の日」と制定する大統領令に署名したと発表していた

写真:大統領府