ゼレンシキー宇大統領、ブリンケン米国務長官とキーウで会談
ウクライナのゼレンシキー大統領は6日、キーウを訪問したブリンケン米国務長官と会談した。
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「ブリンケン国務長官との会談だ。私たちの自由防衛を支援することのできる全てのことを協議した。米国のパートナーたちの訪問はいつも評価している。バイデン大統領、議会、両党、米国民全体に対して、不変のサポートと本当のリーダー的支援につき感謝している」と書き込んだ。
また、ウクライナ大統領府広報室も同会談の詳細を公表した。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ブリンケン国務長官のウクライナ訪問はロシアの全面侵攻開始以降3回目であり、今回の訪問は侵略との戦いにおけるウクライナと国民への米国の不変の支持を示す重要なものだと指摘し、米国側に謝意を伝えた。
同氏は、前線の状況と、長射程兵器、火砲、装甲車をはじめとするウクライナ防衛戦力が必要としている物について詳細に報告した。
その点で同氏は、軍事支援、財政支援、人道支援の供与において、米国は主導的立場にあると賞賛した。
ロシアによるミサイル攻撃が続く中、ゼレンシキー氏は、ウクライナの防空能力の強化が不可欠だと指摘した。
また、同氏は、米国側に今年の秋に予定されている防衛産業フォーラムへの招待を確認した。
さらに、同氏は、とりわけ冬季を前に、エネルギー分野における米国の支援がウクライナにとっては重要だと指摘した。
その他、両者は、ウクライナの和平案「平和の公式」のさらなる実現の手段についても詳細に協議が行われた。
ゼレンシキー氏は、G7によるウクライナ支援に関する共同宣言の採択における米国の役割に謝意を伝え、米国との間で二国間合意案の準備に関する協議が始まっていることを指摘した。
また両者は、重要な国際行事に向けた準備に注意を向けた他、キーウで開催された第3回首脳配偶者サミットの重要性を指摘した。