ゼレンシキー宇大統領、フレデリクセン・デンマーク首相と防衛支援やパイロット訓練につき協議
ウクライナのゼレンシキー大統領は6日、キーウを訪問したデンマークのフレデリクセン首相と防衛支援などにつき協議を行った。
ゼレンシキー大統領がフレデリクセン首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「今日、私たちは新しい防衛パッケージについて協議した。それはもう12回目のもので、今月準備されているものだ」と発言した。
また同氏は、デンマークでは現在ウクライナの航空機操縦士へのF16訓練が行われていることを喚起した。さらに同氏は、「ウクライナ軍人には、私たちの国で必要なインフラをできるだけ早く準備するという課題がある。それが防衛戦力が現在実行しなければならない重要課題の1つだ」と強調した。
同氏は、同日のフレデリクセン首相との協議を最大限中身のあるものだったと形容した。また、デンマークによるこれまでの支援に改めて感謝した上で、現在の二国間関係を非常に高く評価していると指摘した。
フレデリクセン首相は、デンマークはウクライナに装備品と弾薬を供与しているが、防空分野をはじめ、はるかに多くのことをしたいと思っていると伝えた。
そして、フレデリクセン氏は、「私たちはより多くのことをしたい。さらなる防空もだ。ウクライナの生活とインフラを守るために。私たちは、市民社会、民間人への私たちのサポートを続ける。私たちは、エネルギー安全保障分野でポーランドと協力していく」と発言した。
また同氏は、ウクライナの操縦士とサービス提供人員がデンマークでF16の訓練を受けていると伝えた。
さらに同氏は、同日ロシアの攻撃によるウクライナ東部ドネツィク州コスチャンティニウカでの17人の死者につき哀悼を表明した。
その他同氏は、「しばしば、2つの真実があると言われる。しかし、この話には、1つしかない。それは、この戦争は、ロシアに責任があるということだ。民間人に対する、意味のない、悪の攻撃。子供に対してさえ行われ、食料もエネルギーも、何の理由もなく、武器として利用している。これは、不当な戦争だ」と強調した。