ゼレンシキー宇大統領、ストーレ・ノルウェー首相と電話会談 防衛協力など協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、ノルウェーのストーレ首相と電話会談を行った。

ウクライナ大統領府広報室が発表した

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ノルウェー政府による防衛支援パッケージと長期的財政支援プログラムにつき謝意を伝えた。

同氏はまた、「そのようなプログラムは決定的な意味を持つ。なぜなら、それらは将来にわたり私たちにさらなる確信をもたらし、長期的計画の策定を容易にし、さらに他国への強力なシグナルを送るからだ」と発言した。

両首脳は、戦場の最新情勢やウクライナ・ノルウェー間の今後の防衛協力について協議した。とりわけ、ウクライナの重要インフラ、港湾、「穀物回廊」防衛のための防空システム強化に注意が向けられた。

さらに両首脳は、今後の国際行事に向けて立場を調整した。

ゼレンシキー氏は、ノルウェー側に対して、ウクライナが提案する「平和の公式」実現に向けた国家安全保障担当首脳補佐官級次期会合へのノルウェー代表を招待した。

その他両首脳は、ウクライナ支援に関するG7共同宣言の一環で、安全保証に関する二国間協議の開始で合意した。

また両首脳は、中近東情勢についても協議を行った。両者は、紛争のエスカレーションは受け入れられないとの点で一致し、双方に対して民間人犠牲者を生み出さないよう要請した。

写真:大統領府