クレーバ宇外相と上川日本外相、ウクライナ和平案「平和の公式」と日本開催の復興会議につき協議

ウクライナのクレーバ外相と7日にキーウを訪問した日本の上川外相は、キーウにおいて、ウクライナが提案する和平案「平和の公式」と日本で2月に開催される「日・ウクライナ経済復興推進会議」の準備、またウクライナの核施設の安全保証に関する国際原子力機関(IAEA)での協力について協議を行なった。

クレーバ外相が上川外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ外相は、「今日私たちは、ゼレンシキー大統領の『平和の公式』実現への日本のさらなる参加について詳細に協議した。私たちは、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの国々の同イニシアティブへの関与に向けて、それらの国々と積極的に活動していくことで合意した」と伝えた。

また同氏は、協議の際に両外相は、2月19日に東京で開催される日・ウクライナ経済復興推進会議の準備につき行動を調整したと伝えた。さらに同氏は、IAEAにおいて、ウクライナ国内の核施設の安全保証に関する協力や、世界の平和・安全に対して北朝鮮が生み出している脅威について協議を行なったと発言した。

その他同氏は、上川外相が2024年キーウを最初に訪れた外賓であるとし、上川氏をキーウで迎えられることを非常に嬉しく思うと伝えた。

同氏は、「私は、それは、この年がウクライナ・日本関係において、前年よりもさらに生産的な年になることの非常に強力なシグナルだと思っている」と発言した。

なお7日、上川外相は7日、ウクライナを訪問した。上川氏は、日本政府はウクライナへの無人航空機検知システム供与のために、北大西洋条約機構(NATO)信託基金へ3700万ドルを拠出することを決定したと発表した。

写真:日本外務省