ゼレンシキー宇大統領、イスラム教のイフタル祝賀イベントに今年も出席

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ウクライナのゼレンシキー大統領と同国幹部は25日、イスラム教徒がラマダン中の日没後の食事「イフタル」に参加した。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、「昨年、私たちは、聖なるラマダンを一緒に祝うという新しい伝統を始めた。私たちの国の政治幹部も、軍事司令部も、私たちの、ウクライナのイスラム教徒コミュニティの代表者たちも、クリミア・タタール(民族代議機関)『メジュリス』代表者も、外交関係者団、皆一緒にだ。団結はいつでも大切なものだ。命が戦争と悪の攻撃で翳る時なら、団結がより一層大切である」と発言した。

同氏はまた、今年の3月11日からラマダンが始まっているが、以降、全てのウクライナ人、全てのウクライナのイスラム教徒コミュニティにとっては、ロシアのテロのない穏やかで安全な日は全くなかったと指摘した。

ゼレンシキー大統領のイフタル参加とイスラム教徒の軍人への勲章授与 写真:大統領府

そしてゼレンシキー氏は、「プーチンにとっては、聖なる物、価値ある物など何もない。彼にとっては、苦しめるのが誰か、破壊するのがどの信仰かは関係ない。なぜなら、彼は暴力しか信じていないのだから。そして、彼は負けねばならない。必ずだ。それをこそ、私たち皆が一緒に確保していることだ。共通の善のために一人一人が努力している。イフタルへの参加の際に、私はこれを述べた。このラマダンの時が私たち皆、私たちの人々、私たちの国を支えますように。私たちの団結が不変でありますように。聖なるラマダンを祝う!」と強調した。

大統領府はまた、今回のイフタル行事は「クリミア・イスラム教徒宗教局」の敷地内で行われたと伝えた。その際ゼレンシキー氏は、主席者、戦う人、ウクライナのために働く人、国を支援し、悪に屈さない人皆に謝意を伝えた。

また同氏は、「イスラム教徒の戦士たち、ウクライナ防衛・安保戦力の中で私たちの国、私たちの自由を守っている人皆を讃えたい。私たちの戦士一人一人の勇敢さ、私たちの大地全て、私たちのクリミアの解放を近づけている人皆に感謝する」と発言した。

なお、イフタルとは、イスラム教のラマダンの際、日中の断食を終えて最初に食べる食事のこと。夜の祈りの後に豪華なイフタルが食される。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領は、昨年4月7日、ウクライナの新しい伝統として、公式レベルでイスラム教のラマダンの月にイフタルを開始すると発表していた