ゼレンシキー宇大統領、ウクライナ代表団のシリア訪問を報告

ウクライナのゼレンシキー大統領は30日、シリアとの長期的な戦略的関係を発展させる準備があると発言した。

ゼレンシキー大統領がXアカウントに書き込んだ

ゼレンシキー氏は、「私の指示で、アンドリー・シビハ外相がヴィタリー・コーヴァリ農業政策食料相と一緒にダマスカスを訪問した。ウクライナ代表団は、シリア政権、指導者アフマド・アル・シャラア氏、閣僚と重要な協議を行った。私たちは、数十年の独裁支配を克服し、シリアに安定、安全、普通の生活を取り戻そうと願うシリア国民を支持している」と発言した。

また同氏は、ウクライナの最初の500万トンの小麦粉がすでに明日、シリアに到着するはずだと伝えた。

そして同氏は、「その後も、供給があるし、多くの分野で互恵的な協力の深化もある。私たちは、シリアにおける普通で安定した生活の回復のチャンスを非常に重視しており、長期的で戦略的な関係を発展させる準備がある。シビハ大臣とコーヴァリ大臣がウクライナへ戻ってからの訪問結果の報告を待っている」と強調した。

これに先立ち、同日、シビハ外相がシリアを訪問し、同国の実質的指導者であるシャラア氏と会談していた

また27日、ウクライナ外務省は、シリアの新政権が、アサド前政権によるウクライナの領土一体性を侵害する決定を変えるなら、ウクライナはシリアとの外交関係を回復すると伝えていた

また、ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、同国は国連世界食糧計画(WFP)と協力して人道プログラム「ウクライナからの小麦」の一環で、シリアに対してウクライナ産小麦粉を500トン発送したと発表していた

写真:大統領府