神戸市でウクライナをテーマにした会議・写真展が開催
兵庫県神戸学院大学で、25、26両日、ウクライナ関連の会議と写真展が開催され、数百名の学生や教職員が訪れる中、在日ウクライナ大使や元在ウクライナ日本大使等がウクライナをテーマにパネル・ディスカッションや講演が行われた。
29日、在日ウクライナ大使館がフェイスブックで発表した。
発表によれば、25日、「ウクライナの成果と課題」と題される会議が開かれ、元駐ウクライナ大使の天江喜七郎さんと黒川祐次さん、元外務大臣政務官で元参議院議員の浜田和幸さんらがパネリストとなり、現在ウクライナで進められているソ連時代の国家システムを民主的なものへと移行させる国内改革がテーマに議論が行われたとのこと。
同発表では、イーホル・ハルチェンコ在日ウクライナ大使は、ウクライナはロシアの武力侵攻を受けつつも、改革を継続していることを強調するとともに、日本がウクライナを支援し続けていることにつき感謝を述べたことが指摘された。
また、両日、神戸学院大学では、1932~33年のソ連体制による人工的大規模飢餓(ホロドモール)と、2013~14年の尊厳の革命(マイダン革命)を伝える写真展のオープニングセレモニーが行われ、それぞれ250人の学生・教職員が訪れたことが発表された。両写真展は、11月25日まで続くとのこと。
また、26日には、同大学でハルチェンコ大使による講演が行われた他、ウクライナ政府が製作した日本人俳優を主人公とするショートフィルム「ジャークユ(Djakuyu)」(ウクライナ語で「ありがとう」の意)の上映会も行われたことが報告された。
写真・動画:在日ウクライナ大使館フェイスブック