ギリシャ正教会聖会議、ウクライナ正教会独立の教会法上の合法性を確認

ギリシャ正教会の聖会議は、ウクライナ正教会への独立付与の教会法上の合法性を確認し、アテネ大司教に同教会の承認問題を決める権利を付与した。

28日、サイト「CERKVARIUM」がギリシャ正教会の公式サイトの発表を参照して伝えた。ギリシャ正教会の聖会議は、本年8月26~28日に開催されていた。

発表には、「聖会議教義・教会法委員会の勧告と、正教会・キリスト教会間関係ウクライナ問題委員会の勧告にのっとり、ギリシャ正教会聖会議は、(コンスタンティノープル)全地総主教の独立を贈与する権利が教会法上合法であることを認め、ギリシャ教会の首座主教に今後ウクライナ教会承認問題を扱う特権を付与する」と書かれている。

なお、本年1月5日、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教は、ウクライナ正教会独立に関する文書「トモス」に署名し、翌6日、このトモスをエピファニー・ウクライナ正教会首座主教に手交している。

写真:ecclesia.gr