大統領選挙が再実施されても、当選は現職のゼレンシキー氏
世論調査
仮に次の日曜日にウクライナ大統領選挙がもう一度行なわれたとしても、最大の得票を得るのは現職のヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領であり、次点でペトロ・ポロシェンコ前大統領(現欧州連帯党党首)となることが、最新の世論調査の結果で判明した。
17日、ソツィスが2月に実施した世論調査の結果を発表した。
同調査の結果によれば、現職大統領のゼレンシキー氏に投票すると回答したのは、38.4%。
これに続き、支持の高い順に、ポロシェンコ氏が9.6%、ユーリー・ボイコ野党生活党代表が9.3%、ユリヤ・ティモシェンコ祖国党党首が7.5%、イーホル・スメシュコ力・名誉党党首が3.9%、オレフ・リャシュコ急進党党首が2.4%、スヴャトスラウ・ヴァカルチューク声党党首が1.9%、オレーナ・ゼルカーリ前外務次官が1.6%、ロシアから解放された元政治囚のオレフ・センツォフ映画監督が1.1%となった。
同時に、同結果では、4月の時点と比べて、ゼレンシキー氏の支持の低下も見られる。「2019年4月21日の大統領選決勝投票では誰に投票したか?」との設問に対して、ゼレンシキー氏と答えたのは61.1%、ポロシェンコ氏との回答は15.8%であり、同設問に続けて「現在、決戦投票が行われるなら、誰に投票するか?」との問いに対して、ゼレンシキー氏と答えた者は47.9%、ポロシェンコ氏と答えた者は15.8%、その他の候補者と答えた者は10.2%であった。
今回の世論調査は、調査センター「ソツィス」が、2020年2月1~10日、ウクライナ全土の有権者2000名に対して実施したもので、理論上誤差は、±2.1%となると発表された。