主要なキリスト教会のうち、独立ウクライナ正教会が最も肯定的評価
世論調査
最新世論調査にてウクライナ国内のキリスト教のうち主要な3教会(ウクライナ正教会、ギリシャ・カトリック教会、ウクライナ正教会モスクワ聖庁)について尋ねたところ、2019年に独立したウクライナ正教会に対して60%以上が肯定的に評価していることが判明した。
3日、キーウ(キエフ)国際社会学研究所が本年2月に実施した世論調査結果を発表した。
同結果では、ウクライナ正教会(独立)に対して、60.6%の回答者が肯定的に評価、5.4%が否定的評価と回答。西部、中部、南部、東部のいずれの地域でも、過半数の回答者が肯定的な評価を下した。
ウクライナ・ギリシャ・カトリック教会に対しては、回答者の35.2%が肯定的評価、6.5%が否定的評価であった。とりわけ、同教会の信者の多い西部にて肯定的評価が最も高く51.0%であった。
ウクライナ正教会モスクワ聖庁(モスクワ総主教庁傘下)に対しては、肯定的評価が25.7%、否定的評価が28.0%であり、否定的評価が若干上回った。否定的評価は西部にて高く39.9%、南部で14.6%、東部で22.5%であった。
今回の世論調査は、キーウ国際社会学研究所が、2020年2月15日から27日まで、クリミアとドネツィク・ルハンシク両州非政府管理地域を除くウクライナ全土で、1223名の有権者に対して実施したもので、理論的誤差は最大2.9%だと発表された。