キーウ市地下鉄 利用者増加を受け複数駅にて入構制限導入へ
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キーウ(キエフ)市地下鉄は、すでに1日の利用者数が約80万に上っている。
5日、ヴィタリー・クリチコ市長が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クリチコ市長は、「ここ数日、地下鉄利用者数が増加しており、日々の利用者数は約80万人となっている。地下鉄運行再開当初は、一日の利用者の平均は50万人未満であった。つまり、現在旅客輸送での感染リスクが高まっているのだ」と発言した。
写真:ユリヤ・オウシャンニコヴァ/ウクルインフォルム市長は、現在地下鉄利用客が多い市内の駅として、ジトーミルシカ駅、スヴャトシン駅、チェルニヒウシカ駅、リソヴァ駅、ポチャイナ駅を挙げつつ、通勤ラッシュ時に地下鉄駅構内の混雑を回避するため、複数駅にて入構制限を導入すると発言した。
市長は、「駅を閉鎖するのではなく、制限するのだ。駅は開放する入構用入り口の扉を1つか2つにする」と発言した。
また、市長は、地下鉄以外の市内公共交通機関の利用者も増えており、再開当初は利用客が20万人未満だったが、昨日は57万5000人に達したと指摘した。
なお、市長は、同日の記者会見時に過去24時間でキーウ市内で確認された新型コロナウイルス感染件数は、82件だと発表している。