チョルノービリ立入制限区域にて光で国旗を映すインスタレーション開催

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23日、「国旗の日」に合わせて、チョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所第4原子炉を覆うシェルターにて、光で描かれたウクライナやシェルター建造ドナー国の国旗が投影された。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

シェルターに投影されたのは、ウクライナ国旗の他、日本を含む40のドナー国やシェルター基金への貢献国。

写真:ARTEFACT.LIVE

このプロジェクト「ARTEFACT」のキュレーターであるスヴィトラーナ・コルシュノヴァさんは、「今回のイベントは、制限地域にてこれまでに行われたものを喚起することを目的にしています。私たちは、どれだけの国がシェルターの建設に関わったのかを喚起したかったのです」と伝えた。

今回のプロジェクトの難しさについて、コルシュノヴァさんは、「ここはとても独特なロケーションなのです。私たちが立ち入れない場所がありますし、消してはいけない照明もあります。照明は、プロジェクターの主な敵ですから」と説明した。

なお、ウクライナでは、毎年8月23日に国旗の日が祝われている。