ウクライナ正教会モスクワ聖庁の聖職者たち、総主教にモスクワ総主教庁からの離脱を請願

ウクライナ正教会モスクワ聖庁(モスクワ総主教庁の傘下)の複数の聖職者たちは、オヌーフリー総主教庁に対して、聖会議を開催し、モスクワ総主教庁から離脱するよう請願した。

聖職者たちが請願動画をユーチューブにて公開した

聖職者たちは、オヌーフリー総主教に対して、「ウクライナ正教会モスクワ聖庁聖会議の開催を主導し、そこでモスクワ総主教庁の構成にあることの不適切性と我々の教会の教会法上の地位変更の問題を提起するよう要請する」と呼びかけた。請願したのは、キーウ市、キーウ州、ドニプロ市の約10名の聖職者。

また、彼らは、キリル・モスクワ総主教(ロシア正教会の最高指導者)が現在のロシアの対ウクライナ侵略に関して沈黙することで、プーチン露大統領を庇っているとして、自身の教会における典礼にて、キリル総主教の名前を挙げることをやめると宣言した。