ウクライナのウシク、世界ヘビー級タイトルマッチで防衛に成功ーボクシング

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ボクシングの世界ヘビー級主要3団体のタイトルマッチが21日、サウジアラビアのリヤドで行われ、ウクライナのオレクサンドル・ウシクが英国のタイソン・フューリーを3ー0の判定勝ちで破り、WBA、WBO、WBCの王座防衛に成功した。

3人のジャッジ全員が、116ー112とウシクを支持する判定を下した。

ウシクは、勝利を自らの母と、ウクライナの全ての母に捧げると述べた他、リング上で歴史上のコサックの棟梁(ヘチマン)であるイヴァン・マゼーパの実物のサーベルを掲げた。同サーベルは専門家の監視の下でサウジアラビアに運び込まれていたもの。

ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウシク選手の勝利につき、Xアカウントで、感動の声を伝えた。

ゼレンシキー氏は、「勝利だ! 私たち皆にとって今それがどれだけ重要で、どれだけ必要か!」と書き込んだ。

また同氏は、チャンピオンベルトを防衛したウシク選手は、「私たちウクライナ人は自分の物を明け渡さない。どれだけ困難であろうと、戦い抜く。リングでも、戦場でも、外交場裏でも、戦い、自らの物を明け渡すことはない」ことを証明していると書き込んだ。

そして同氏は、「勝利、おめでとう、コサックよ! 勝利、おめでとう、ウクライナよ! ウクライナに栄光あれ!」と伝えた。

写真:文化・戦略的コミュニケーション省