5日、ウクルインフォルムでスシチェンコ記者の絵画展のオープニング式典開催

10月5日午後2時30分、ウクルインフォルム通信1階のホールにて、ロシアに違法に拘束され、でっち上げの罪状で12年の拘禁刑を言い渡された、ロマン・スシチェンコ当社特派員の絵画展のオープニング式典を開催する。

スシチェンコ記者は、2年間にわたり、モスクワの拘置所に拘禁されているが、同記者からは20枚以上の絵画が送られてきている。これら絵画は、ボールペン、お茶、鉛筆、たまねぎの皮、ビーツの汁、ケチャップを使って描かれているが、それは絵を描くための道具を所有することが拘置所で禁止されているからである。

オープニング式典の後、イリーナ・ヘラシチェンコ最高会議第一副議長兼三者コンタクト・グループ人道問題作業部会ウクライナ代表、ユーリー・ステーツ情報政策相、マルク・フェイギン民間弁護士(ロシア国籍)、スシチェンコの親族、オレクサンドル・ハルチェンコ・ウクルインフォルム総裁の参加を得た記者会見が行われる。

これまで報じられたように、ウクルインフォルム通信のフランスの特派員であるロマン・スシチェンコ記者は、2016年9月30日、私的目的でモスクワを滞在していた際に国際ルールに違反する形でロシアの治安機関に拘束された。同年10月7日、スシチェンコ記者にスパイの罪が言い渡された。

本年6月4日、モスクワ市裁判所は、スシチェンコ記者に12年の厳格収容所への拘禁が言い渡された。9月12日に、ロシア最高裁判所は、モスクワ市裁判所の判決を「合法」と認めている。