8日、ウクライナ北部スーミ市から人道回廊通じた住民の避難続く

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8日、ウクライナ北部スーミ市では、ウクライナとロシアが国際赤十字委員会(ICRC)の仲介を通じて合意した停戦と人道回廊を通じて住民の避難が続いている。

同日の両国が合意した人道回廊を通じた避難と人道支援の配送は、10時から21時まで行われる。住民と留学生は、スーミ市からポルタヴァ市まで定められたルートを通じて避難し、また同市には、人道支援が送られている。

ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官は、テレグラム・チャンネルで10時からの避難の第一段階の開始を報告した。

また、ポルタヴァ州行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、約16時、避難車列の第二弾がスーミ市を出発したと報告した。

これに先立ち、ヴェレシチューク・ウクライナ副首相兼一時的被占領地再統合相は、8日にスーミ市からの住民の避難のために人道回廊が開通されることになっていると発表していた

なお、ウクライナ・ロシアは、5、6日、東部ドネツィク州のマリウポリやヴォルノヴァハにて住民を避難させ、市内に支援物資を配送するための人道回廊を設置することで合意したが、いずれもロシア側が停戦に違反したため、住民の避難は実現していない。米国と欧州連合(EU)は、ロシア連邦がウクライナと合意した住民避難のための人道回廊に対して、繰り返し攻撃を行っていることを非難していた