ウクライナの東部と南部で国家の未来が決まる=ゼレンシキー大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、ウクライナ軍は東部と南部で敵の攻撃を抑えており、現在そこで戦争の運命と国家の未来が決まると発言した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージにて発言した

ゼレンシキー氏は、「ウクライナ軍は、私たちの国家の東部と南部にてロシア侵略軍の攻撃を抑制し続けている。イジューム方面、ドンバス地方、アゾフ海沿岸、マリウポリ、ヘルソン州。これらの場所は、この戦争と私たちの国家の未来が決まりつつある場所だ」と発言した。

同氏はまた、この戦争にて敵は、できるだけ多くの人を殺し、目に写るあらゆる物を壊すという、原始的な目的を実現しようとしていると強調した。そして、それはドネツィク州のスロヴヤンシク、クラマトルシク、同州その他の地域全体、ポパースナなどルハンシク州、並びにハルキウ州にてそれが生じていると発言した。

その他同氏は、ウクライナの防衛者たちがロシア軍に対して、この戦争の勝ち目が薄いことを思い知らせているとして、軍人に謝意を伝えた。

なお、2月24日以降、ウクライナではロシア軍の全面侵略が続いている。ロシア軍は、3月29日以降、北部から撤退したものの、4月18日以降、東部と南部で侵攻を活発化させている。

写真:大統領府