ウクライナ軍はハルキウ方面とヘルソン方面と戦術的成功を得ている=宇大統領府関係者
ウクライナのアレストヴィチ大統領府長官顧問は6日、ウクライナ軍はハルキウ方面(東部)とヘルソン方面(南部)で戦術的成功を得ていると発言した。
アレストヴィチ氏がオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
アレストヴィチ氏は、「私たちの軍はハルキウ方面とヘルソン方面にて若干前進した。(中略)そこで私たちは戦術的成功と敵からの土地の解放の好例を得ている。その戦術的成功は、一定の条件の下で、作戦上の成功に発展し、更に南で戦っている私たちの軍人たちへの支援となる可能性がある」と発言した。
また同氏は、現在最も緊迫した戦闘が生じているのは3方面だと指摘した。
同氏は、1つ目は、ウクライナ東部だとし、敵はルハンシク州のルビージュネ、ポパースナ、シェヴェロドネツィクを包囲しようとしている他、ハルキウ州のイジュームとバルヴィンシコヴェからドネツィク州のスロヴヤンシク〜クラマトルシクの方面で活動していると伝えた。また、ドネツィク州アウジーウカでは、ロシア軍は、旧コンタクト・ラインを突破した上でウクライナ軍を包囲しようとしていると指摘した。
また、2つ目は、フリャイポレからザポリッジャまでの方面。3つ目は、ヘルソンからドニプロ川右岸に沿って、ドニプロペトロウシク州クリヴィー・リフまでの方面だと説明された。
同氏は、「敵の最大の努力は、イジュームからスロヴヤンシク〜クラマトルシクの方面と、ルハンシク州のポパースナ、シェヴェロドネツィクに集中している」と伝えた。
同時に同氏は、ウクライナ軍は防衛作戦を成功裡に遂行しており、敵は前線できていないと指摘した。
なお、ウクライナでは、2月24日からロシアによる全面的侵略が継続している。