「１４００件以上の殺人」　ゼレンシキー宇大統領、ブチャ占領を喚起する動画公開

ウクライナのゼレンシキー大統領は３１日、１年前のキーウ州ブチャの解放に合わせ、同市３３日間の占領時のロシア軍の蛮行を喚起する動画を公開した。

ゼレンシキー大統領が、フェイスブック・アカウントで動画を公開した。

ゼレンシキー氏は、「ブチャの占領を終わらせた時、私たちは、悪魔はどこか別の場所にいるわけではないこと、この地球にいるということを目にした。一時的被占領地での恐ろしい真実が世界の前に現れた。私たちは、この戦争の犠牲者を決して忘れないし、全てのロシアの殺人者の責任を必ず追及する」と書き込んだ。

さらに同氏は、もう１つの動画を公開し、「ブチャ。占領の３３日間。１４００人以上の死。その内３７人が子供だった。１７５人以上が集団墓地や拷問部屋で見つかった。９０００件ロシアの戦争犯罪だ。再び自由なウクライナの町となってから、３６５日だ。占領国軍の蛮行の象徴だ。決して許さない。全ての犯罪者を罰す」と書き込んだ。

なお、ゼレンシキー大統領は、これまでにも、ＢＢＣへのインタビューの際に、ブチャはロシアのウクライナやウクライナ人に対する本当の姿勢を示したのだと発言していた。