「これはロシアが始めた戦争だ」=米ホワイトハウス、モスクワへの無人機攻撃にコメント

米ホワイトハウスのジャン=ピエール報道官は24日、ロシア首都モスクワ中心部への無人機攻撃につき、これはロシアが始めた戦争の結果であり、クレムリンはウクライナから自国軍を撤退させることでいつでも同戦争を止めることができるとコメントした。

ジャン=ピエール報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

記者から、モスクワ中心部への無人機攻撃をはじめとする最近の情勢展開についてコメントを求められると、ジャン=ピエール氏は、「これはロシアが始めた戦争だ」と述べた。

同氏はまた、クレムリンは、平和な町に対する凄惨な攻撃を続けるのではなく、自国軍をウクライナ領から撤退させることで、この戦争をいつでも終了させることができると強調した。さらに同氏は、ロシアは約15か月間ほぼ毎日ウクライナの民間施設を攻撃していると喚起した。

そして同氏は、「ロシアはオデーサにて港を爆撃し、ウクライナの民間人を死傷させ、ユネスコの歴史遺産施設を破壊し、また世界中の外国のための何万トンの穀物も破壊した」と指摘した。

また同氏は、米国はウクライナがロシア領を攻撃することを支持してはいないと述べた。同時にその際同氏は、クリミアはウクライナ領であるとも発言した。

その上で同氏は、米国は同盟国・友好国とともに、自由と主権をめぐる戦いのために必要なあらゆるものをウクライナに供給し続けると強調した。

これに先立ち、24日朝、ロシアの報道機関やソーシャルメディアにて、モスクワへの無人機攻撃が行われたとの情報が流されていた。同攻撃によって、国防省の隣の建物1軒が損傷。またもう1機がビジネスセンターにも着弾していた。

写真:ゲッティ・イメージ