ロシア軍のオデーサへの無人機攻撃、瓦礫除去終了 民間人死者は計12人に
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2日のロシア軍の自爆型無人機による攻撃されたウクライナ南部オデーサでは、3日夜、破壊された集合住宅の瓦礫除去が終了した。同攻撃により、民間人が12名死亡しており、内5名は児童だった。
クリメンコ宇内務相がテレグラム・チャンネルで報告した。
クリメンコ氏は、「オデーサとクラホヴェ(編集注:東部ドネツィク州)について。民間人が敵の標的になった2つの町だ。オデーサでは、国家非常事態庁の救助隊員が捜索救助作業を終了した。ロシア攻撃による死者は合計で12名、内5名が児童だった」と書き込んだ。
写真:ユーリー・ゾズーリャ/ウクルインフォルム
また同氏は、救助隊は、同報告の数分前に2016年生まれの女児の遺体を見つけたと伝えた。さらに、今回の攻撃で死亡した12名の内、最も若かったのは生後4か月の男児、ティモフィー氏だったと報告した。
さらに同市は、同日東部ドネツィク州クラホヴェでもロシア軍の攻撃により児童が負傷したとし、「今日日中、占領軍は、航空爆弾を5階建て集合住宅に投下した。現時点で、16名の負傷者が出ており、その内2名が2006年生まれと2009年生まれの児童だ」と伝えた。
これに先立ち、ロシア侵略軍が2日、ウクライナ南部オデーサを自爆型無人機で攻撃していた。その内、1機がオデーサ市内の集合住宅に着弾。18軒のアパートが破壊されていた。