プーチンの目的は今もウクライナを消し去ること=ウメロウ宇国防相
ウクライナのウメロウ国防相は17日、プーチン露大統領は自らの目的を変えておらず、今もウクライナとウクライナ人を消し去ることを望んでいると発言した。
ウメロウ国防相が米CNNへの出演時にプーチン露大統領の今後数日〜数か月のウクライナ関連の目的は何かとの質問に答える形で発言した。
ウメロウ氏は、「彼は目的を一度も変えていない。彼は、ウクライナが独立した主権国家として消え去ること、ウクライナ人が民族として消え去ることを、私たちが北大西洋条約機構(NATO)の一部にならないことを望んでいる。つまり、彼は自分の計画を変えない。彼は、私たちの戦力を引っ張り、分散させるために、前線を拡大したがっている。彼は、ウクライナへの武器供給の遅れを利用している。それが彼のしていることだ」と発言した。
また同氏は、ウクライナは自衛能力があると述べ、「私たちには明確な計画がある。私たちには1991年国境に到達するという戦略的目的がある。そして、私たちは自分の人々を守ろうとしている。私たちは陣地を維持している」と発言した。
記者から、ウクライナでのこれまで以上の広範な動員の実施、ウクライナの徴兵年齢の引き下げについて質問されると、ウメロウ氏は、ウクライナ政権はより多くの人々を前線に関与させるために作業していると発言した。
同氏は、「私たちはまたリクルートセンターを開き、訓練を実施している。これは私たちが勝たねばならない戦争である。そのために私たちはより多くの人を必要としている。私たちは動員のルールを変えた。私たちは、より良い訓練を確保している。そして今、ギャップを埋めるためのニーズがある。そのため、私たちは動員を実施しているのだ」と説明した。