ロシアのハルキウ州での達成は計画していたものとは程遠い=ウクライナ情報総局

ウクライナ国防省情報総局のユソウ氏は23日、ロシア軍のハルキウ州における攻勢は計画していたものとは程遠い成果となっていると指摘した。

ユソウ氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に、記者からのハルキウ州におけるロシアの計画について質問された際に発言した。

ユソウ氏は、「私たちはそれについて私たちの評価や情報を今完全に出すことはしない。なぜなら、それは敵が、とりわけ、対応したり、行動を調整したりする上で役に立ってしまうからだ。しかし、敵が計画したものと、達成したものは程遠い、ということは言える。当然ながら、なによりもウクライナの安全保障・防衛戦力の行動のおかげである」と発言した。

記者からのロシアのどのような戦力がその方面で活動しているのかとの質問に答える形で、ユソウ氏は、北方国境全体の話であれば、それは5万人以上の戦力となると発言した。

また、敵の計画にはハルキウ(制圧)は入っているか、との質問には、同氏は、敵の視野にあるのは現時点では国境沿いの作戦だとし、「今生じていることは、ハルキウ攻勢ではない」と発言した。

記者から、ロシアはスーミへの攻勢を計画しているか、と質問されると、ユソウ氏は、もしそれに関して心配する理由が生じたら、それについては公式に必ず報告される、とのべつつ、「そこの状況はよく把握されている。敵の計画もリソースもだ」と発言した。

その他同氏は、多大な戦力・兵器の損失やから、ロシア軍は戦場でも後衛でも士気を落としているとも発言した。