ロシア軍、ウクライナ東部ハルキウ集合住宅をミサイル攻撃 4名死亡、25名負傷
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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、30日から31日にかけての夜間に同国東部ハルキウをミサイルで攻撃した。現時点までに、死者4名、負傷者25名が出たことが確認されている。
シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで報告した。
シニェフボウ氏は、「残念ながら、破壊された建物の中から、さらに1人の遺体が見つかった。この瞬間で、死者は4名だ」と書き込んだ。
また同氏は、1回目のミサイル攻撃は30日23時50分に複数地点に対して行われたと説明した。
これにより、5階建て集合住宅の3階から5階にかけてが半壊し、火災が発生。この時点で、死者2名、負傷者25名(12歳の女児と男児含む)が確認されたと報告された。
さらに2回目の攻撃が0時15分に行われ、消防車と救急車が破損。この際、1959年生まれの男性が民間企業の敷地で死亡したという。
シニェフボウ氏は、もう1つのミサイルが3回建ての行政庁舎に着弾したと伝えた。
写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム
同氏はまた、「敵は現場にすでに医療班、救助隊、法執行機関職員が働いている時に再びダブルタッチ戦略を使った」と報告した。
フィリチャコウ・ハルキウ州検察長は、テレグラム・チャンネルにて、ハルキウの攻撃は「S300」と「S400」のミサイルで、ロシア領ベルゴロドから行われ、5弾全て、ハルキウ市内のノヴォバヴァロウシキー地区に着弾したことが確認されていると伝えた。
フィリチャコウ氏はまた、「ミサイルの1つは5階建て集合住宅に着弾。他のミサイルは、その5階建ての建物の近くに着弾した」と報告した。
動画:国家非常事態庁(テレグラム)