ウクライナ情報総局、露軍最新鋭戦闘機「Su57」の2機目の損傷も認める
ウクライナ国防省情報総局のユソウ氏は、6月9日にはロシア軍最新鋭戦闘機「Su57」が2機損傷していたことを認めた。
12日、ユソウ氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
ユソウ氏は、「侵略国領土での『Su57』損傷についてだが、それは私たちの国境から約600キロ離れたところである。私たちは公式にはそれが誰の作戦だったのかはコメントしていないが、専門家は推測することができるだろう。そして、損傷の確認に関しては、私たちは、1機目の『Su57』は著しく破損しており、もう1機は軽傷だと言うことができる。そちらはもしかしたらすぐに復旧するかもしれない。いずれにせよ、『Su57』が初めて攻撃されたということ、初めて一度に2機の最新鋭の戦闘機が攻撃されたという事実は、露シスト(編集注:ロシア+ファシストの造語)空軍の誇りが攻撃を受けているということだ」と発言した。
また同氏は、占領軍は非常に長い間、同機を大量生産しようとしながら、その時期をずっと延期してきたと指摘しつつ、「大切なことだが、敵はその戦闘機を第5世代戦闘機と呼びながら、その性能を最大限隠し、誇張してきたが、その点には疑問がある。損失とウクライナ空軍の活動を恐れた上で、『Su57』は結局ウクライナの領空へと侵入することはなかった。しかし、それらは、ウクライナの民間施設へのテロ攻撃のためには使われてきた。よって、『Su57』が損傷したのは、公正かつ自然なことである」と発言した。
情報総局は9日、ロシア・アストラハン州のアフトゥビンスク飛行場にて、ロシアの最新鋭の多目的戦闘機「Su57」が損傷したと発表していた。