ウクライナ防衛戦力報道官、東部チャシウ・ヤルの情勢を報告
ウクライナのヴォロシン作戦戦略部隊集団「ホルティツャ」報道官は4日、東部ドネツィク州チャシウ・ヤルとトレツィク方面で敵が攻撃を続けており、チャシウ・ヤルではウクライナ防衛戦力が市内のカナル小地区から後退したと報告した。
ヴォロシン報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
ヴォロシン氏は、「朝にはもう敵とのオープンな武力衝突があり、現時点で私たちの東部作戦圏ではすでに敵との32回の武力衝突があった。現時点で、私たちの防衛戦力は、敵と活発な戦闘を行っている。当然、敵は試みを止めておらず、すでに東部作戦圏では様々な武器種による私たちの陣地、ウクライナ領への砲撃が580回以上確認されており、空爆は本日、誘導航空爆弾が8弾、自爆型無人機が17機使用された」と伝えた。
記者から、チャシウ・ヤルの情勢につき質問されると、ヴォロシン氏は、防衛戦力はより守られた陣地へと後退したと回答しつつ、しかし敵は攻撃を続けており、過去24時間で34回の襲撃があったと発言した。
その際同氏は、「現時点で、その敵の入ったカナル小地区は、維持するのは目的に適っていない。なぜなら、それは軍人の命と健康に脅威をもたらしていたし、私たちの防衛者の陣地は破壊されていたからであり、司令部により、より守られた、より準備のできている陣地へ後退する決定が下された。しかしながら、敵は積極的な行動を止めていない。敵にはもう数か月にわたって守れていない、チャシウ・ヤル奪取についてのある種の締め切りがある」と伝えた。
その他、トレツィク方面の状況については、敵は同地でも積極的な戦闘を続けているとし、「その方面で航空機を使い、1日に10〜20回の空爆を実施している。それにより、敵は他の町同様インフラを全て破壊している。敵の努力は同じで、何か破壊し、それから廃墟を奪い、三色のぼろ切れを掲げるのだ」と発言した。