露軍のキーウへの大規模ミサイル攻撃 死者数7名 市内7地区に被害

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8日のロシア軍によるウクライナへの大規模ミサイル攻撃の際に、首都キーウでは撃墜されたミサイルの破片が市内7地区に落下した。また、現時点までに死者が7名出たことが判明している。

キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルで伝えた

報告には、「この瞬間、暫定情報で死者7名が出たことが判明している。情報は確認中だ」と書かれている。

また行政府は、キーウへのミサイル攻撃により、市内の7地区(ソロムヤンシキー地区、ドニプロウシキー地区、ダルニツィキー地区、スヴャトシンシキー地区、デスニャンシキー地区、シェウチェンキウシキー地区、ホロシーウシキー地区)にて破片の落下が確認されたと伝えた。各地の最新被害情報以下のとおり。

ソロムヤンシキー地区:オフィスビルが破損。

ホロシーウシキー地区:ガレージが破損、自動車が炎上。

ドニプロウシキー地区:破片により集合住宅が炎上。

ダルニツィキー地区:民家が破損。

スヴャトシンシキー地区:集合住宅近くで破片が炎上。また、企業の1つが炎上。

デスニャンシキー地区:建物で火災発生。

シェウチェンキウシキー地区:小児病院「オフマディト」が破損。破壊あり

また、ゼレンシキー大統領は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、キーウの小児病院「オフマディト」への被害につき報告した

ゼレンシキー氏は、「オフマディト」は、国内だけでなく、欧州における重要な小児病院の1つであり、何千人の児童を救い、治療を行っていると伝えた。

そして、同氏は、今回その小児病院がロシアの攻撃で破損したとし、人々が瓦礫の下にまだおり、確かな犠牲者数はまだ不明だとした上で、現在一般人も医者も皆が瓦礫の除去を行っていると伝えた。

その上で同氏は、「ロシアは見しあるがどこへ飛来しているかを知らないとは主張できず、全ての罪に完全な責任がある。人に対して、児童に対して、人道一般に対しての罪だ。世界がこのことについて今沈黙しないこと、皆がロシアとは何なのか、ロシアが何をしているのかを知ることが非常に重要だ」と強調した。