ウクライナ防空戦力、露軍発射ミサイル全5弾と無人機11機を撃墜

ウクライナのオレシチューク空軍司令官は、11日夜から12日未明にかけてロシア軍が同国攻撃のために発射したミサイルと無人機に対して迎撃を行ったと報告した。

オレシチューク空軍司令官がテレグラム・チャンネルで伝えた

オレシチューク氏は、「11日夜、ロシア軍が戦略爆撃機から、空中発射型巡航ミサイル『Kh101』を5弾発射(露サラトフ州から発射)、また(編集注:12日)未明には、ロシア領クルスク州プリモルスコ=アフタルスクから19機の自爆型無人機『シャヘド131/136』と不明な型の無人機で攻撃を仕掛けた」と伝えた。

今回の攻撃の主な標的となっていたのは、フメリニツィキー州スタロコスチャンティニウ市だったという。

同氏は、これに対してウクライナの防空戦力は迎撃を行い、「ミサイルはフメリニツィキー州、スーミ州、チェルカーシ州で撃墜。また、防空は、無人機『シャヘド』と不明な型の無人機11機をミコライウ州、キーウ州、ヴィンニツャ州、フメリニツィキー州、ヘルソン州、スーミ州で撃墜した」と報告した。

同時に同氏は、残りの8機の無人機は、現地で行方不明となったとし、「防空へ過負荷をかけることを目的に、敵は攻撃型無人機に似せた物を使用している可能性がある。犠牲者や破壊に関する情報は届いていない。疑いのある物体を発見した場合は、自分では何も行わず、速やかに警察、国家非常事態庁あるいは地方行政府にその場所について通報するようお願いする」と伝えた。

写真:第117機械化旅団