ロシア軍、18日朝にキーウをミサイルで攻撃 被害・犠牲者なし
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、18日朝、弾道ミサイルと巡航ミサイルでキーウへと攻撃を仕掛けた。弾道ミサイルによるキーウへの攻撃は8月に入ってから3回目となる。
キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルで報告した。
報告にてポプコ軍行政府長官は、「今朝5時頃、敵はキーウへのミサイル攻撃のために弾道兵器を使用した。これは、8月に入ってからすでに3回目となる首都への弾道ミサイルでの攻撃であり、攻撃の間隔ははっきりと6日間となっている!」と伝えた。
またポプコ氏は、暫定情報では今回の攻撃は8月の過去2回の攻撃とほぼ同じものだったと指摘し、ロシア軍はおそらく3回連続で北朝鮮の弾道ミサイル「KN23」を使用したと伝えた。ウクライナ防衛戦力が、このミサイルを目的に到達させず、キーウに被害を出させなかったという。
さらに同氏は、2時間後の7時頃、ロシア軍はさらに巡航ミサイルでキーウを攻撃したと報告した。ミサイルの種類は暫定情報では「イスカンデルK」だという。
同氏は、「複数の州を通る長時間かつ複雑な軌道で飛翔した後、ミサイルは南から目標を破壊しようとした。防空戦力・機器が全ての敵の目標を撃墜した!」と伝えた。
キーウ市内では、この2回の攻撃による破壊や犠牲者は現時点では確認されていないという。
オレシチューク空軍司令官は、テレグラム・チャンネルにて、ウクライナの防衛戦力は18日未明から朝にかけて、8機の自爆型無人機「シャヘド」と5弾のミサイルを撃墜したと報告した。
オレシチューク氏は、18日未明ロシア軍はウクライナに対してクルスク州とヴォロネジ州から弾道ミサイル、巡航ミサイル、誘導航空ミサイル、自爆型無人機「シャヘド」で攻撃を仕掛けたと伝えた。
発射されたのは、以下のとおり。
弾道ミサイル「イスカンデルM」1弾
弾道ミサイル「KN23」2弾
誘導航空ミサイル「Kh59」2弾
巡航ミサイル(型は確認中)3弾
自爆型無人機「シャヘド131/136」8機
この内、ウクライナ防衛戦力は、キーウ州、スーミ州、ポルタヴァ州で以下の目標を撃墜したという。
「KN23」2弾
巡航ミサイル(型は確認中)3弾
「シャヘド131/136」8機
さらに、同氏は、撃墜数に加えられていない残りのミサイルも、敵の望む目標には到達しなかったと伝えている。
また、同氏は、暫定情報では、犠牲者は出ていないと伝えた。
写真:コスチャンティン・リベロウ