露スジャに残る民間人は約200人 ロシア軍の空爆継続=ウクライナ陸軍

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ウクライナのパウリューク陸軍司令官は、ロシア領クルスク州スジャには現在約200人の民間人が残っているとし、またロシア軍は誘導航空爆弾で同市を破壊し続けていると発言した。

8月31日、パウリューク陸軍司令官がテレグラム・チャンネルで伝えた

パウリューク氏は、「自分たちのものを破壊している。スジャは後方にあるにもかかわらず、ロシア人はそれを地表から消し去っている。誘導航空爆弾を投下し、火砲や自爆型無人機で攻撃している」と発言した。

また同氏は、「約5000人の住民の内、町に残っているのは200人の民間人であり、彼らは、国際人道法の規範に随、ウクライナ軍から支援を受けている。残っている者の大半が年金生活の年齢の方だ。彼らはロシア語で話しているのだが、1人の方が『政権は何も警告しなかった。私たちは捨てられた、あらゆる意味で』と述べていた」と発言した。

写真:オレクサンドル・パウリューク(テレグラム)

その他同氏は、最近新設されたウクライナの軍政部がスジャの住民への飲料水提供のために水供給を確保したと伝えた。それまでは、ウクライナ軍人が車両で水を運んでいたという。

住民への医療も、ウクライナ軍人が提供しているとし、各地に負傷者や病人のためのポイントが設置されているとのこと。

なお、ウクライナ軍は、ロシア領クルスク州での攻勢作戦を8月6日に開始。15日には、クルスク州の制圧地域に軍政部の設置が発表されていた。