ロシア軍のミサイル攻撃でキーウのイスラム文化センターが損壊
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ウクライナのゼレンシキー大統領は、2日未明のロシア軍のキーウへの大規模ミサイル攻撃の際に、イスラム文化センターが損壊したことを報告した。
ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントで伝えた。
ゼレンシキー氏は、キーウ市内のモスクの1つにあるイスラム文化センターが今回のミサイル攻撃で受けた被害の写真を公開した。
そして同氏は、「ロシアは精神的価値も人間的価値も軽視しており、どんな宗教も信心も尊重していない。ロシアは、ウクライナの人々に対する破滅的行動を止めておらず、私たちのコミュニティを、宗教関連のものも含めて全て破壊しようとしている。ロシアは未明に、弾道ミサイルを含め、合計で35弾のミサイルと23機の無人機をウクライナに対して発射した。世界は、ロシア戦争がウクライナに対してだけでなく、人間性、尊厳、人の命に対しても向けられていることを見るべきだ」と書き込んだ。
また同氏は、このような暴虐な行為は現代世界に存在してはならず、国際社会はそれを断固として非難した上で、強力な行動で対応すべきだと訴えた。
ミサイル攻撃のキーウ市内における被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
その上で同氏は、「ロシアの侵略に対して共に対抗し、『平和の公式』と国連憲章を基本とする公正な平和の回復を要求せねばならない」と伝えた。
これに先立ち、2日かけての夜間、ロシア軍は、キーウ州、スーミ州、ハルキウ州を弾道ミサイル、巡航ミサイル、地上発射型誘導ミサイル、自爆型無人機で攻撃していた。