2日連続でウクライナ人捕虜解放 ゼレンシキー大統領、103人の帰還を報告

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ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、ロシアに拘束されていた103人の捕虜を帰還させることができたと報告した。ロシアによる被拘束者の解放は2日連続となる。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた

ゼレンシキー氏は、「私たちの人々が帰還した。さらに103人の戦士をロシアの拘束からウクライナへ戻すことができた。82名の下士官と軍曹、21名の将校だ。キーウ州、ドネツィク州、マリウポリとアゾフスタリ、ルハンシク州、ザポリッジャ州、ハルキウ州の防衛者であり、ウクライナ軍、国家警護隊、国境警備隊、警察の戦士たちだ。交換にたずさわっているチームに対して、ウクライナにとってこのような良いニュースにつき、感謝している」と書き込んだ。

また、情報総局のユソウ氏は、テレビ番組「統一ニュース」にて、同日の被拘束者交換はアラブ首長国連邦の仲介によって行われたものだと伝えた。

ユソウ氏は、「私たちは今回もアラブ首長国連邦のこの交換実施の仲介、支援、促進に感謝している。当然それは重要だ」と発言した。

さらに同氏は、「ウクライナは、現在ロシアに拘束されている私たちの国民を救うために、あらゆる効果的な仲介者、国際的手段を関与させられることを嬉しく思う。私たちは、そのような提案に間違いなく前向きである」と発言した。

ウクライナ保安庁(SBU)は、103名の解放時の動画を公開した。

捕虜処遇問題調整本部は、テレグラム・チャンネルにて、今回解放された者の内69名はマリウポリ防衛者、さらにその内31名は「アゾフスタリ」防衛者だと伝えた

また2名はチョルノービリ原子力発電所の防衛をしていたもの、28名はウクライナ陸軍、2名は特殊部隊「クラーケン」の兵士、2名は国際軍団、3名は特殊作戦軍、1名は領土防衛部隊に所属する軍人だという。

さらに、8名は国境警備隊員、4名は警察官、21名は海兵、3名は国家特殊交通庁所属、1名は国家非常事態庁所属だという。